これは夢なのかな…
前回の2000系ツアーから何倍、何十倍もツアー内容、料金がアップしている「TRAIN SUITE 四季島」に乗車してきました。いつか乗車したいと思っていたので、今年の1月から応募し、「まぁー、2.3回応募して来年(2022年)の夏に乗れたらいいかなー」と考えていましたが、まさかの1回目で当選しました!(正確には彼女が当選し、自分は連れて行ってもらった身分です笑)
今回は四季島への応募から当選、乗車までの道のり、四季島(車両や車内)、訪問先について書いていきます。今回は長くなりますが、もし興味がありましたら最後まで読んでもらえたら幸いです。
「TRAIN SUITE 四季島」の紹介
このブログを見てくださる人の多くは四季島のことを知っている人や興味がある人が多いと思いますが、まず最初に四季島について詳しく説明していきたいと思います。
「四季島」はクルーズトレイン(周遊型豪華寝台列車)という枠組みに分類されます。クルーズトレインとはあまり聴き馴染みがないと思いますが、ヨーロッパで運行されている「オリエント急行」は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。オリエント急行もヨーロッパをはじめ各地域で運行されていますが、ベルモント社がカレーーパリーベネチア間で運行している「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」が有名なものになると思います。
一方、日本でクルーズトレインが出てきたのはここ10年ぐらいになります。日本のクルーズトレインのパイオニアはJR九州の「ななつ星in九州」になります。こちらは一度もお目にかかったことがないので写真を持っていません…(すみません)
次に同時期に登場したのが今回乗車したJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」とJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」になります。この2列車が登場したのは北海道新幹線が開通した約1年後の2017年の春になります。北海道新幹線の開業に伴い、青函トンネルを通過していた在来線はすべて廃止になり、それまで運行していた「トワイライトエクスプレス」、「カシオペア」、「北斗星」も廃止になりました。その後継として運行されることになったのが「TARIN SUITE 四季島」と「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」になります。
日本の寝台列車(夜行列車)といえば「ブルートレイン」になるかと思いますが、「ブルートレイン」は日頃の移動としての役割があり、比較的に安価で毎日運転(定期列車)が基本でした。現行の「サンライズ出雲・瀬戸」はブルートレインの後継と言えます。また、海外のシベリア鉄道や夜行列車も「ブルートレイン」とほぼ同じ部類になります。
しかし、このクルーズトレインは臨時列車でみどりの窓口で切符を購入し乗車することができる列車ではありません。乗車するには抽選に当選し、高額なツアー料金を支払う必要があり、気軽に乗ることができる列車ではありません。
1泊2日コースの行程について
今回参加した1泊2日コースの行程は下記になります。各訪問先についての詳しいことは次回以降に書いていきます。1日目は上野駅を出発し、中央線の塩山駅、姨捨駅、長野駅を通り、しなの鉄道、えちごトキめき鉄道を経由し、直江津駅から信越本線に戻り、朝2時に新津駅に到着します。1時間半運転停車し、3時30分に新津駅を出発し、6時ごろに喜多方駅へ到着します。観光後は会津若松駅から上野駅に戻ります。ざっくりとした工程はこのようになります。
1泊2日のツアー料金は…
今回乗車した1泊2日コースツアーの旅行代金は1人37万円になります。ツアーには2人での申し込みになるため2人で74万円のツアー料金になりました(^^;)
もちろん、1泊2日の旅行の代金としては最高額でした(笑)
ななつ星と瑞風も1泊2日のツアーでほぼ同額になります。1人でツアーに参加する場合はもう少し割高になり、50万円になります。今回のツアーでは1人で参加されている人もおられました。
旅行代金の支払い方法について
旅行代金の支払い方法などの詳しい方法については当選のはがきの次に書類として送付されますが、備忘録として書いておきます。
- 振込み
- クレジットカード
支払い方法は上記の2種類になります。クレジットカードのブランド指定についてはなかったと思いますが、VIEWカードやJALカードのクレジットカードで支払うと、JREポイントやマイルが多く貯まることになるでしょう。
旅行代金の支払いは2回に分かれています。1回目は当選後の約1ヶ月後に1人あたり7万円ほど支払い、旅行開始の約2ヶ月前に残りの金額を支払うことになります。それぞれ便箋が送付され、ツアーのデスクからも電話があるため、払い損ねることなどはないでしょう。
仮にツアーの日程の都合が合わなかった場合でも21日前まででしたらキャンセル料(払戻料)が無料となっています。実際に払戻をする人もいらっしゃるようで、キャンセル待ちで乗車された人もいます。
ツアー参加前のサービス
四季島に乗車する前から多くのサービスがあるので1つずつ紹介していきます。
1.食事について
まずは多くの人が気になっていると思う食事についてです。食事については行き先や内容については事前に決まっていますが、アレルギーや苦手な食材についてのアンケートがあります。ここでは正直に書き、正しい情報を伝えておき、美味しい料理をいただくようにしておきましょう。私自身は深刻なアレルギーはありませんが、一度、生のサバで蕁麻疹が出たため念のために記載しておきました。実際、当日の料理で他のツアー参加者とは異なる料理が出てくることがありました。その時も確認があり、料理人だけではなく、クルーへの連絡が徹底されていると感じました。
2.荷物について
当日持参予定のスーツケースや手荷物は1人1つまで送付することができます。もちろん、こちらもツアー料金に含まれています。しかし、直前まで旅行の準備をしないタイプの自分は使用せず、上野駅までスーツケースを転がしていきました。当日、スーツケースを持参している人も多く、このサービスを使用している人は半分くらいなのかと思います。
3.事前資料について
2の荷物を発送するための伝票やツアーに関しての最終ご案内を同封した箱が届きます。安い箱ではなく、職人が作っていただいたのかな?と考えるほど立派な箱です。この箱はツアーごと(1泊2日か3泊4日)で異なるのかそのシーズンごとに異なるのかはわかりませんが、特別感はあり、今は四季島のお土産などを保管しています。箱のサイズに対して書類などが少なく、緩衝材が入っていましたが、ツアー後にお土産などを入れるために少し大き作りをしていたのなら、よく考えられています。箱の表面にはおそらく日本をイメージした模様となっています。
4.ホテルとハイヤーについて
オプションにはりますが、ホテルとハイヤーについてのご案内もあります。こちらは有料オプションとなり、事前に予約が必要になります。もしかしたら、直前でも融通が利くかもしれませんが、とても良いお値段がしました。ホテル名についてはあまり公開されていないので伏せておきますが、とても良い(高級な)ホテルになります。四季島乗車の前日の金曜日と乗車後の日曜日に宿泊することができます。ハイヤーは高級車で、自分で都内を運転はしたくない車でした。(たぶん、周りが避けてくれます笑)
服装について
今回のツアーで一番苦労したのが服装です。
ツアーデスクからはこのような服装で来てくださいと案内はありますが、どれぐらいしっかりとした服装で行けばいいのかはとても悩みました。結論から言うと、あまり過剰に考えなくても良かったということです。
車内の服装
男性…ジャケット・襟付きのシャツ
女性…ワンピース(カジュアルで普段使いのもの)・オフィスカジュアル
夕食の服装
男性…スーツ一択!!(ネクタイ有)
女性…ワンピース(パーティ用)
話が前後しますが、夕食時の服装は、男性はスーツで来ている人が多く、おしゃれなネクタイなどを身に付けていました。女性はパーティ用ドレスなどの人が多かったです。それ以外の時の服装については人それぞれでしたが、いつもの服装で良いものを着ている人が多かったように感じました。私は今回のツアーのために服も新調しましたが、おそらくそのような人も多いでしょう。
まとめ
今までに乗車した列車の中でも乗る前の準備で苦労した列車の1つになりました。日本国内では乗車するまでにこれまで準備がかかったことはありません。その分、特別感もあり、今までの列車の旅とは異なる楽しみがあり、「深遊探訪」の意味が少しずつわかり始めました。次からツアーの内容について書いていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
ーつづくー
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